みなさん こんにちは”廃道大好き”ハッキれん です。



近代土木遺産というのを知っていますか?

何かと言うと、
日本の土木構造物について土木学会が制定した文化財級のものを言うらしい。
その定義は、
『幕末を含む明治期から第二次世界大戦以前に建造された土木関連の施設の中で、文化財として次世代に残していくべき風格を備えた優れた構造物を指す』
だそうだ。
さらにA,B,Cとランクづけされているんですが、これは一応Aが国指定重要文化財級、Bが都道府県指定級、Cが登録有形文化財級・区市町村指定級ということにしているようです。

内容を見ると非常に魅力的な構造物が評価の対象になっている。
しかも身近にそれらがあることがよくわかる。
宝の地図を見つけた気分だ。


このブログで紹介した記事で取り上げたものも含まれていたりする。
例えば、
三重県 棚橋隧道・・・近代土木遺産:Cランク
(国道260号線:錦峠で紹介)
itadaki.JPG

愛知県 枇杷島陸橋・・・近代土木遺産:Cランク
(日本最初の歩道橋で紹介)
p1020082.JPG

愛知県 木曽川ケレップ水制群・・・近代土木遺産:Aランク
(長良川・木曽川 背割堤で紹介)
p1020260.JPG

三重県 伊勢大橋・・・近代土木遺産:Aランク
(レポート未公開)
dsc07489.JPG

岐阜県 上麻生ダム・・・近代土木遺産:Aランク
(国道41号線 天心白菊の塔で紹介)
p1020002.JPG

岐阜県 美濃橋・・・近代土木遺産:Aランク
(レポート未公開)
p1000082.JPG

滋賀県 湖北隧道・・・近代土木遺産:Aランク
(レポート未公開)
p1030905.JPG

岐阜県 東横山発電所・・・近代土木遺産:Aランク
(国道303号線旧道区間 揖斐峡で紹介)
p1000672.JPG

なぜかAランクとCランクという風に物件が偏ってしまっているが偶然である。
そんなわけで今回はBランク遺産を取材してみる。

『長野隧道』

三重県・Bランクだ。
明治18年に完成した総石造りの隧道で、当時の最新鋭の土木技術を盛り込んで造られている。
実は別の資料ではAランク登録という話を聞いた。
ただ現役施設ではなく閉塞しているとも聞いた。
AかBか、おそらく国道の旧道だったころはAランクだったんだろう、ところが現在は新道のバイパスが完成して旧道が県道に格下げ(になったかどうかは不明だが・・・)になってしまいBランク扱いになってしまったのではないかと予想してみる。

とりあえず
その資料から得た情報を元に現地へ向かう。
そして今回は敢えて現地の場所を大まかにしか公表しないことにする。
興味がある人は自分でその場所を探し出して欲しい。
それが宝探しのようで楽しいはずだ。
では、次回は現地からお送りします。

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