2013年10月 17日(木
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今日もお疲れ様です。
 
 
 
今日はタイから帰ってきたはず。
 
明日は更新あるかな?
 
 
 
 
 
 
 
 
みなるん の朝日新聞の記事 
 

リーダーの仕事は難しい。重みには差がありますが、私はAKB48でキャプテンの経験があります。若手を集めて結成されたチーム4。人を束ねた経験はなかったのですが、根拠のない自信がありました。「私ならできる!」。ちょっと強引にメンバーたちを引っ張ろうとして、衝突することもありましたが、まさに有頂天。ひとりで調子に乗っていたように思います。

 ところが、その矢先にAKB48に入る前のプライベートのことで謹慎をしました。AKB48に新チームができて、まさにこれからというときに、過去のこととはいえ、キャプテンである自分の行動に責任を感じたからです。

 有頂天からどん底に。自宅謹慎中の約半年は本当に落ち込みました。「AKB48を辞めてしまいたい」。どんどん暗い気分になりましたが、ぱるる(島崎遥香)がメールで、笑わそうとしてくれたり、キャプテン代行の島田晴香が家まで来て、止めてくれたりしたので、自分も復帰をする気持ちが固まりました。

 復帰の報告は握手会イベント。私はすっかり自信を失っていました。「楽しい場所なのに私が行って雰囲気を壊したらどうしよう」というのが率直な気持ちでした。それでも、ファンのみなさんからあたたかい拍手を頂けて……。申し訳ない気持ちでした。

 メンバーたちは気をつかってくれました。「来てたの〜」と何ごともなかったように接してくれました。「拍手が大きかったね」とか、あえて、今までのことに触れずにいてくれたことに救われました。人生はいろいろあるけれど、AKB48は自分にとって味方になってくれる場所だと思いました。

 復帰後、私は再びチーム4のキャプテンに。だけど、私はどうやって、チームを引っ張ればいいかわかりませんでした。そこで、当時チームKのキャプテンだった秋元才加(さやか)さん(現在は卒業)に相談しました。「大場ちゃんは人を引っ張るタイプじゃないと思う。無理して何でも自分でしようとせず、得意なメンバーに役割をまかせるといいよ」。たとえば、キャプテン代行だった島田晴香は引っ張ることが得意だから、そこはまかせる。ダンスでは、ダンスの得意なメンバーに指示を出させる。だけど、最後の判断するところはキャプテンがすればいい。「才加はそうしているよ」と。オオッと思いました。そんな考え方があるのかと。それまでキャプテンは、誰よりもがんばって、何でもできなければいけない、と思っていましたから。でも、そのアドバイスのおかげで気持ちが楽になりました。

 AKB48の活動は公演が基本。だけど、チーム4の公演の評価はファンの方にも、スタッフの方からも、さっぱりでした。ドラマや映画出演の機会をいただけていた時期でもあったので、その分、公演に出演する機会が少なかったこともありますが、すごく気になりました。

 (現チームAキャプテンの)横山由依ちゃんが、チーム4公演のオープニングの4曲を見学してくれたことがありました。感想を聞くと、「ウーン、動きは激しくて、めりはりがあったけど、まとまりが全然なかった」と指摘されました。ショックでした。公演のつかみとなる最初の4曲でまとまりがないのは、致命的。ひとりひとりが自分の見せ方ばかりにこだわって、結果としてチーム全体でそろえることができていませんでした。みんなで話し合い、試行錯誤を繰り返しましたが、評価は上がりません。だんだん迷走状態に陥ってしまい……。そして昨年8月。東京ドームコンサートで、チーム4は突然、解散することを発表されました。

 正直なところ、半分は泣くほど悔しかったけれど、半分はホッとしました。よくない言い方かもしれませんが、心機一転、みんなでいい方向に進めればと、思ったんです。もう、どうしていいのかわからなくなっていましたから。チーム4のメンバーたちはA、K、Bの各チームに分かれていきました。

 私はチームBへ。ベテランの梅田彩佳新キャプテンや1期生の峯岸みなみさんが先頭に立っていました。ここで初めてチームとは何か、を間近で学びました。歌やダンスの振りを合わせるだけでなく、ひとつひとつの曲について、どんな意味があるのか、どんな表情をするのか、チームで丁寧に共有していきます。昔の曲を歌う場合、私たちはこうして表現していたよ、と先輩が後輩に伝えてくれます。確かにみんながその曲の意味を共有していなければ、歌い方も踊り方の雰囲気も表情もばらばらになってしまう、と感じました。

 新しい公演初日の前日のレッスン。キャプテンの梅田さんがみんなに気合を入れてくれました。「もっと、よくしようよ!」。その目からは涙が。後輩としてしびれました。感動したのもあるけど、キャプテンを泣かせるなんて、後輩の自分たちに責任があるんじゃないか。そう思うと、もっとがんばらないと、と奮起できたんです。

 忙しいレッスンのときでも、みんなでハロウィーンパーティーをしました。100円ショップで飾りを買ってきて、飾って、みんなでご飯を食べました。その後は飾りをつけたままレッスンを続けました。公演前には、みんなでアメを1個食べて、公演が成功するおまじないもしていました。先輩がこうした雰囲気をつくってくれるのすごくうれしかったです。「これがチームなんだ!」と学びました。

 4月からはSKE48チームK2との兼任に。行く前はファンの方たちから「SKE48のファンは厳しいよ」と教えてもらっていたので、私はまるで“殴り込み”に行くような気持ちで舞台に立ちました。だけど、SKE48のファンの方たちは、あたたかい拍手をおくってくださいました。急に緊張が解けて、いつの間にか、ぼろぼろと泣いていました。

 SKE48はAKB48とはチームの雰囲気が違いました。ここは違う、と思ったことがあると、先輩も後輩も関係なく思ったことをストレートに発言するのです。いろいろな意見があっても、最後にチームリーダーのちゅり(高柳明音)が判断すると、みんなが納得します。そういったチームの姿にとても驚きました。

 チームのことだけでなく、SKE48はただの一人も、やる気をなくさない。一人が力を抜いたら、すべてが崩れる――そんな意識の高さに本当に感動しました。公演でも休憩の番のメンバーが舞台を見つめ、「あそこはちょっと違ってない?」と指摘します。ひとつの曲をよくするためにメンバーが一丸となっています。公演後の反省会にはスタッフやダンスの先生も参加して、「前回よりはよかった」など、意見を言って下さいます。AKB48ではSKE48の良さを採り入れて、大きく見せるダンスを。反対にSKE48では、激しい中にもしなやかさを採り入れるようにしています。

 リーダーとチームに大きな刺激を受け、私は自信を取り戻せました。兼任で、成長したと言っていただけることも多いです。先日のじゃんけん大会ではコントで使う博士の衣装を着ました。「どうせ私のことなんて、見ていない」「だれも私が(センターなど)前に行って欲しいと思っていない」。今まではそんなふうに思いがちでしたが、自信がついたから、強気になれたんだと思います。以前は「選抜メンバーを目指す」とかは言えなかったけど、現在は、「特別な場所(選抜)にもいける!」。高い目標に向かって自分を引っ張っていける気がします。

■番記者から

 先月の選抜じゃんけん大会。準決勝進出を決めた大場美奈は、審判のアナウンサーに「センターが見えてきましたね」と問われ、「大丈夫です! センターになります!」と笑顔で答えた。はげカツラに白衣。コントで使っている衣装姿だったが、その時は、オーラすら感じたほど。「いつの間にか変わったな〜」と率直に感じた。というのは、今までは、そんな強気な発言をするタイプには見えなかったからだ。

 2010年12月に研究生から正規メンバーに昇格。翌年6月にはチーム4結成が決まり、直後の第3回選抜総選挙では、35位。アンダーガールズに選ばれた。9期生を主体にしたチーム4では、1番人気。まさに日の出の勢いだった。その選抜総選挙後、雑誌の取材に立ち会ったことがある。

 「来年の総選挙の目標順位」を質問されて、「選抜に入るのは難しいと思うので、アンダーガールズのトップを目指します」と答えた。その反応には少し首をかしげた。第3回総選挙までは21位までが選抜対象だった。勢いからすると、射程圏として遠くはない。アンダーガールズのトップなら、選抜まであと順位をひとつ上げるだけ。チーム4の大黒柱として、センターと言わないまでも、目標は選抜を目指すくらいの気迫が欲しかった。

 同年9月には過去のプライベートのことで謹慎。それも処分ではなく自主的な行動だった。翌年1月にキャプテンとして復帰したが、ぐいぐいと出ることはなく、どこか遠慮がち。同期の島崎遥香が選抜の道を駆け上がり、次々新たな次世代が現れる中で、ますます立ち位置を失っていくかのように感じていた。

 そこへ、突然、目にしたのが冒頭の選抜じゃんけん大会の雄姿。なぜだろうかと、急きょ、取材をすることになった。その答えは本文にある通り。刺激的な環境が、彼女のやる気を目覚めさせたのだ。

 連載恒例の「座右の銘」は「できるまでやる!」。続けていれば、いつかは実現できる、という意味がある。以前から好きな言葉だったそうだが、SKE48の兼任で、本当に夢を実現できる自信がついた。遠回りしてきたけど、これからは前進あるのみ。期待が膨らむ。(大西元博)

     ◇ 

 
 
 
 
 
 
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それでは今日のお言葉です。
 
 
 
 
 
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