御母衣湖畔の廃道:後編
 
御母衣湖畔の国道156号線旧道
廃道寸前・・・。
 
 
 
そこはロックシェッドとトンネルの連続する区間
 
 
無数の鉄骨とコンクリートの織り成す世界
 
まるでヨーロッパの古城の回廊の雰囲気が漂う
 
ヨーロッパに行ったことはないけれど・・・、
 
そんな場所で見たものは、
 
まさかの
 
『鴨ちゃん』だった。 
 誰?
 
 
国道156号線の福島保木トンネル旧道
御母衣湖に沿って断崖絶壁上を通ります。
そんなトンネル内からの景色 
 下側が見切れちゃった。
 
 
 トンネル内はどこも照明設備はあるが、
点灯はしていない状態。
でも明かり窓のおかげで全然平気です。
まだまだ現役道としても充分通用しそうな雰囲気。
 路面が汚れているのは見ないフリ
 
 
明かり窓のひとつから外壁の様子を確認。
うは!これもう絶対城壁っぽい。
というより、
この岩場に足場設置して型枠組んだ大工がすごい!
足場屋と型枠大工
いい仕事するね。 
 それにしてもこの壁もカッコイイ
 
 
 さぁ、そんな城壁回廊風トンネルの先を急ぎます。
 『大型すれちがい注意』の看板は、
ここで見た大型車運転手より、
その対向の普通車運転手がビビる看板だね。
だって大型車運転手は入る前から覚悟決めて突入してくるからね。
 
 
ここでも明かり窓の景色 
 今度は上が見切れた・・・。
 
 
いやそれにしても
この道カッコイイです。
この鉄骨の連続も、
さっきの明かり窓の連続も、
出てくるもの次から次へとカッコイイ 
あと、こんな写真見ながら「出てくるもの」とか言うと、
決まって「写ってます」とか言う人がいるけど、
光学じゃないんだからさ、
デジタルなんだよね。
もしjpgファイルにそれらが添付できるんならさ、
その方法でメモリの食わない情報送信方を発見できるんじゃないだろうか? 
 
 
この場所で死んだ・・・とか解説する前に、
その方法でビル・ゲイツを越えられると思う。 
うひゃ、カッコイイ 
 
 
振り返って明かり窓を撮影してみました。
このあたりは窓と反対側の山側の壁がところどころ崩れていました。
やはり使用頻度が低くなると、
補修も後回しにされてしまうようです。
ヘタすると近い将来には完全通行止めになるかも知れませんね。
 今この道を堂々と通行していいかどうかは・・・、微妙。
 
 
さっきの「写ってる・・・」のくだりでちょっと思ったけど、
心霊写真って世界的なものなんでしょうか?
日本独自の文化じゃないんですかね?
自縛霊とかってすごい日本独自っぽい気がする。
まぁキリスト教とかでは霊より、
悪魔が悪さするっていう発想なんだと思う。
それか死体自信がゾンビ化っとかね。 
 そう思うと日本の心霊写真はひとつの文化なんではないかな?
J-POP アニメ AV に続く第四の文化として世界に広められないだろうか?
まぁ広めてもあんまり意味無いんだけどね。
あ、海外にはUFOとか宇宙人とかUMA系があるか・・・。 
 
 
この「福島保木2号トンネル」出たところで、
心霊写真より怖いものを見た!
この写真の鉄骨とルーバーの向こう側にあるコンクリ片!
何か分かりますか?
 
 
トンネルのポータルの一部と思われるこの破片、
おそらく雪の重みと落石で破壊されたんだと想像できるんだけど、
この大きさが落ちてくるという恐怖!
マジ、ヤバイ。
思わず ガイジン になってしまうくらい驚いた。
ちょっと伝わりにくいよね。
このニュアンス・・・。 
まぁでもこのサイズを破壊できる生物はこのあたりには生息していないはずなので、
自然の猛威を感じる瞬間だったりする。 
 
 
さぁそんなこなんで次が最後のトンネルです。
その手前のロックシェッドの鉄骨にも年代を感じます。
いや年代じゃなくて強度の問題かも? 
 でも路肩の整備状態から時代を感じたりはする。
 
 
 長かった旧道区間もこれで最後、
しゃあ!出口に到着!!
 結局封鎖はされていませんでした。
 
 
旧道区間を走破して振り返り撮影。
こうやって見ると道幅とトンネルの内幅が違うことに気付く。
道路は改修されて広く出来るが、
トンネルを拡幅するのは容易じゃないということですね。 
トンネル自体はダムの建設工事用か?
もしくは荘川村時代のものか? 
 
 
 で、現道と合流しましたら!
ありました「一般車輌通行止」表示。
でも反対側にはなかったんですよね、ホントに。 
 
今回は本当に「通行止」表示はありませんでした。
と言っても、
道の雰囲気でそれとなくは感じていましたが・・・。
 
という訳で、
旧道探索でした。 
 
 
 
 
 
【次回予告】
 旧道を出て、
 
次の目標は『荘川桜』
 
それは、
 
意外なほどあっさりしてます。
オレが・・・ 
 
 
 
 
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