新潟県上越市の女子高生のスカートが日本一短いと聞いてやってきた。

 

はずなんですが・・・、

 

 『久比岐自転車歩行車道』それは北陸本線の旧線跡を再利用した道。

 

事態はとんでもない方向に向かって進んでいく・・・。

 

 

 

 

 

↓現在地
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トンネルを抜けて現れた駐車場。
どうもすでに先客がいるようですね。軽自動車が1台とロードが1台と一人の男性らしき人物が見えます。
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男性はどうやらローディのようで、ここで景色を見ながら休憩をしていたようでした。
軽く挨拶しときます。ちょうどこの駐車場から山側を見ると下の写真のような見事な滝が目の前に見えていました。これはいい感じですね。緑の中に茶色の岩肌を流れ落ちる水がはっきりと見え、ここまでの疲れも癒されていくようです。
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そんなに言うほど大きい滝ではないですが、ここに駐車場を設ける理由もうなずけます。
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しばらく休憩していると、ローディの人が軽く会釈して走り出していきました。
軽自動車がローディの人と関係会ったのかは不明ですが、ここには国道8号線から車で進入(この駐車場の前後の自転車歩行者道には車止めが設置されていて、本線を長く走ることはできなくなっています)することができ、車を駐車できるようになっています。ここ以外にも8号線沿いには多数こういう場所があります。遠方から自転車を積んで車でやってくる人に対しての配慮でしょうね。やるな新潟県。
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それでは水分も補給したことですし出発します。
駐車場を出るとすぐ下を国道8号線が走っていて、さらに下にはもう海があります。
海岸沿いの緩やかなカーブを曲がると、
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でた! 2連続!!
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前方にまたトンネルが見えてきました。しかも2連。
それにしても、海から山までの間には国道と旧線跡(自転車歩行者道)以外ない景色が続きます。
今でこそ快適に国道が通過できますが、昔はさぞ交通の難所だったことだろうと思われます。
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2連トンネル?と思ったら、ロックシェッドのようでした。
逆U字形のコンクリートシェッドです。
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なので、いつもの看板はありませんでした。
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中は中世ヨーロッパのお城(行ったこと無いけど)の回廊のような造りです。
コンクリートがキレイなので、おそらく新しい構造物なのでは?
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回廊の柱の間から8号線と海を覗いてみると、
自転車道に配慮した装飾が目に映りました。
このシェッドの設計監理 いい仕事するね。
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そんなロックシェッドを走り抜けていると、不意に構造の変化が現れました。
このロックシェッドは途中から下の写真のように内部の感じがガラッと変わります。
それまでの中世ヨーロッパ(?)風から無骨なコンクリ支柱方式に、
おそらくこちらが年代物なんでしょう。
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そして2個目のシェッド
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こちらは内部で左にすこしカーブしているため出口までを見通すことが出来ません。しかも、
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ロックシェッドなのは初めだけで、途中からレンガ積みのトンネルに変わります。
お、しかもコンクリ補修なしということは、このレンガは当時物?
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出口付近にはこちらも横穴
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2連トンネルを抜けると 名立休憩所 という看板と、ちょっとした広場があります。で、その向こうには国道8号線と日本海。
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休憩所を出ると、ゆっくり左にカーブをしながら道は続きます。基本的にこのあたりは左に回りこむように道が続いていくようです。
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そしてそのまま左に回りこんでいくと、
今度は崖の上からの滝が道路沿いに流れ落ちている景色と遭遇しました。
特に名称も与えられていないようなこの滝は、落石防止のコンクリ壁の向こうに流れ落ちており、滝壺自体はその壁に遮られて直接は見ることはできないようです。ただ、このコンクリ壁の間から滝壺までは道が付けられているようで、薮さえ気にならなければ進入は可能です。管理用の道かな?とりあえず接近には季節を選びます。今は無理・・・。
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↓現在地
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丁字交差点に出ました。ここを左折して上り坂を上がっていくと北陸道の『名立谷浜IC』があります。
ここで自転車歩行者道も一旦左折して国道8号線から離れます。
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この左に行くのぼり坂がインターチェンジへの道です。
自転車歩行者道はここで右折して集落の裏手の道を進むことになります。
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ほら、案内看板があった。
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この写真のガードレールの向こうが自転車歩行車道ですが、このあたりは交通量も少なく車道走行でも問題なさそうな気がします。とはいえやはり安全のためと交通ルールに従って走るほうがいいでしょう。
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それにしてもこの道は全線に渡って、右が海で左が山が続くわけですがこの山の険しいこと・・・。
さっきまではすぐ崖の下を走行していたので、崖→自転車歩行車道→国道8号線→海 となってましたが、このあたりは一応集落が存在し平地がいくらかは存在しています。でもその左手の山がやけに険しく見えます。緩やかな山の多い愛知県からすると、こんなに海に近い場所にこの手の山々が存在するのはちょっと驚きです。こっちの人にはこの景色が当然日常なんでしょうが・・・。
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さぁ、集落内を抜けて行くと再び自転車歩行者道の単独走行になります。
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『名立小泊』の看板です。このあたりはホントに民家の裏手を通過するため写真は自粛
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で、川に突き当たる形で山側が開けた場所に出ました。
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↓現在地
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名立川の上流方向に見える北陸道の高架橋。
北陸道はこの区間を26個のトンネルで通過していきます。それに対し国道8号線は海岸沿いにクネクネと走っていきます。トンネルと陸橋でほぼまっすぐに走りぬける北陸道と、蛇行を繰り返しながらの国道では通過時間短縮と走行安全性では北陸道のほうが優位なんだろうが、走行中の景色や運転の楽しみ(これは個人差があるが・・・)という点では国道が優位に立つんじゃないかと思う。どちらを取るかは走る人の好みによるが。
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名立川の堤防道路を右折し少し海側に行くと、自転車歩行車道の橋があります。これを左折で渡り先を進んでいく。
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橋も充分な広さが確保されています。
現地であまり調べてはないですが、この橋は北陸本線旧線の鉄橋の再利用ではないような・・?
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橋を渡ったところにある休憩所。
ここにもトイレが設置されていたりこの道を使う人達への配慮が行き届いている。
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これは振り返って橋を撮影。
でもメインは手前の車止めの上の鳥のオブジェ。
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さぁ、ここでしばらく休憩してさらに先に進みます。
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あれ? そういえば女子高生は?

 

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